ジャンク品から再生させたCF-XZ6のOSを最新の22H2バージョンまで上げてとりあえず一段落。
今回はいよいよ主目的としていた”SSDの改装作業”に着手することにした。
事前に用意したもの
作業に当たって事前に準備したのはこれ。
XZの液晶回りのベゼルを外すために使う「スマホ iPhone分解修理ツールキット」とSATA仕様の「SSD(1TB)」だ。
ツールキットには沢山入っていたけど、今回使用するのは先端が薄くなった金属製の「ヘラ」1点だけだ。
SSDはm.2の1TBでアマゾンで一番安いモノをポチった。7,800円だった。
改装開始
必要なブツが揃ったので、作業のためにPC本体からタブレット部分を外す。
蛍光灯が画面に映り込んでいるところがいかにも素人っぽい(^^)
目的としているXZ6のSSDはこの液晶部分の裏側にある。
XZ6のSSD改装作業は意外と単純だが気を遣う。
トップカバーとモニター画面を留めているツメを割ったりしないように、慎重にベゼルを外していく必要があり、この作業が上手く出来れば作業はほぼ終わった感じだ。まずは下側の4つのねじを外す。
次は上部のねじを外すためにトップカバーのパーツを外す。
キズを付けたりツメを割ったりしないように慎重に作業を進める。
上部のパーツを外したら、その中に隠れていた4本のねじを外す。
一本はシールの裏に隠れている。
ジャンクだしメーカー保証など期待していないので容赦なくシールを引っ剥がす。
ねじを8本外したら、いよいよトップカバーとモニター部分の分離作業だ。
ヘラを使って慎重に爪を外しながら分離させていく。
いきなり力を入れるとプラスチック部分がバキッと割れてしまうので注意が必要だ。
上手くいった。
中央にあるのがSSD(256GB)だ。精密ドライバー(+)で簡単に外せる。
SSDは放熱シートに包まれていて中身を取り出すのが面倒だった!
放熱シートを外して新しいSSD(1TB)にまきつける。
SSDのクローン作成作業
新旧のSSDが揃ったので、いよいよSSDのクローン作業に入る。
この作業ではパソコン無しでHDDの丸ごとコピーが出来る「玄人志向」をつかう。
通常のSATAの3.5インチや2.5インチHDD(SSD)だとそのまま刺すことが出来るが、m.2は差し込みコネクターが違うので、変換基板を使う。今回はm.2→m.2なので2枚必要だ。
この基板はアマゾンで799円で売っており、デスクトップPCのSSD化を行うときにも使えるのでとても便利だ!!
早速、2枚とも基板に刺して準備完了。ねじ留めが面倒だったので輪ゴムでSSDを押さえることにした。
玄人志向のクローン作成機を使って作業を進める。この機械はコピー元より大きな媒体でないとコピーできないところがミソだ。
1TB→256GBへのコピーをすることは出来ない。この場合はソフト(EASEUS)などを使ってコピーを作る必要がある。
1時間ほどで作業が完了した。
さっそく玄人志向からSSD(1TB)を外してXZ6に取り付ける。
とりあえず分離した部分を元通りにして、上下端2カ所のねじを仮留めし、電源を入れたところOSが上手く立ち上がった。
クローン作業は上手く成功したようだ!!
残りのねじと外したパーツを取り付けてハード的な作業が終了した。
クローン化後のSSDドライブ未使用領域の拡張作業
この段階では、1TBの敷地に256GB分の領域をペッタリコピーしただけなので、残りの700GBはまだ未使用領域となっている。
しかもCドライブの後方に回復パーティションがあるので、この状態だとCドライブに連続していないので、未使用領域を確保してもDドライブになってしまう。
ここで登場するのが「MiniTool Partition Wizard」だ!!
以前は無料の「EASEUS」を使っていたが、いつの間にか有料化されてしまっていたので、ネットを探してこのソフトに行き着いた!!
ソフトをインストールして立ち上げるとこんな感じになる。
まずは真ん中にある邪魔な”回復パーティション”をクリックして「移動/サイズ変更」でドライブの最後尾に移動させる。
そうするとCドライブの後に未使用領域がつながる。
今度はCドライブをクリックしてサイズを満度に確保する。
この作業はそのままCドライブの右端部分にマウスを合わせ、←→表示がされたところでマウスで掴んで未使用領域の末尾まで移動させることでも確保出来る。
結果はこんな感じで表示されるが、この段階では作業が保留されているので、実際の作業はまだ終わっていない。
保留中の作業を実行するには、左下の適用ボタンを押す必要がある。
注意事項が表示されるが、「はい」を押す。
数秒で終了サインが出た。
PCを再起動させ、ドライブを表示させたらCドライブが930GBに拡張されていた。
最後の課題
最後の課題はキーボードやマウスパッドの痕が張り付いたモニターをどうするかだ!!
見た目がとても汚いので、強力な汚れ落としを使うか?コンパウンドを使うか?
色々考えるも、常時目にする部分なので、こすって傷だらけになるとPCそのものが使えなくなってしまう。
何とか出来ないものかとモニター表面の端部分を見ると保護シールが貼ってることに気がついた。
これが出荷時からのメーカー仕様なのか、それとも購入後のユーザー仕様なのかわからない。
メーカー仕様だと、剥がしてしまうとタッチパネルが使えなくなることも想定される。
そこで今一度、出品者情報を再度確認したら、ディスプレイのところに「アンチリフレクション保護フイルム付き」と記載してあった。
この部分を確認して踏ん切りが付いた。
ネットで調べていたら、この機種の画面は映り込みが激しくて、皆さんノングレアの保護フイルムを貼って対処しているようだ。
購入後に画面に貼ったものなら、単にそれが汚れているだけだ。
現状だと汚くて見づらいので、剥がすことに決めた。
思い切って保護フイルムを剥がしてみたら、新品状態の無垢な画面が現れた!!
ラッキー!!
あとはOfficeや写真関係のソフトなどを組み込めば作業は終了だ。
レッツノートXZ6への個人的な期待感!!
このPCの魅力的なところは、本格的なPCでありながらタッチパネル式で、液晶部だけを外してWINDWSタブレットのように使えるところだ。
サーフェスやいろいろなタッチパネル式PCを使ってきたけど、どれもこれもバッテリー重視で重いし機能の拡張性がまるでない。
その点レッツノートは、使っても、いじっても、申し分なく楽しませてくれる。
何よりもネットにパーツが沢山流通しているのが凄い。
iPadやRZ6などのタッチパネルに使い慣れると、どうしても大きめのタッチパネルPCが欲しくなる。
そしてさらに使い慣れるともっと大きな画面や大容量の保存領域が欲しくなってくるし、普段使用しているいろいろなPCソフトを使いたくなってくる。
LTE仕様なのでSIMを刺せば外で使えるし、携帯のテザリングもOKだ。
PCなのでクラウドやDROPBOXから問題なくファイルを呼び出すことも出来るし、工夫をすれば色々と使用範囲を広げることが出来る。
問題はバッテリーの使用時間だが、タブレット部分だけでもACアダプターをつないで使えるので問題はなさそうだ。
自分が今回このPCに期待していた機能は、寝ながらネットサーフィンが出来るところ。
コアi5の第7世代でメモリー8GB、タッチパネル式でソフトキーボードも使える高機能でサクサク動く。
しかもタブレット部分だけだと550グラムしかないので、寝ながらPCを操作するにはもってこいだ。
ただ1点、残念なところは、タブレット部にタイプCのUSB端子が付いているにもかかわらず、外からのUSB給電が出来ないところくらい。
バッテリーが不足したときにモバイルバッテリーをつないで使えると、自分的には最強のマシンになりそうな気がする。
この際だからもう1台買っておこうかな(^^)笑
おしまい(^^)
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