WR250Rで北海道XC第2戦夕張大会に参戦!

エンデューロ
先日の日曜日、例によって北海道XC第2戦夕張大会に行ってきた。
気温は肌寒く空は曇り空。天気予報では雨マークが出ていたが、レースが終わるまでは降らずに済むのではないかという感じだった。
今回の夕張大会は初めてのBクラスでの参戦だ。
当初、あまり気乗りしなかった自分の心配事は、過激な夕張のコースで150分走りっぱなしで体力的に持つかどうかということと、自分にBクラスで走れるだけのスキルがあるのかということだった。

< デブデブの憂鬱! >

レース当日は某コンビニで仲間と待ち合わせしたが、先に到着していたデブデブは何やら浮かない顔をしていた?
どうやら買ったばかりのハイエースを家の前でバックさせてぶつけてしまったとのこと。
あらら・・・けっこう逝ってる・・・これで数十万が飛ぶかも???・・・お気の毒だ!

< レース会場に到着! >

7時頃にレース会場に着いた時にはパドックはほぼ満杯状態だった。
かろうじて一番奥が少し空いていたので何とか皆のトランポの場所を確保した。

 

車検と受付が7時半から始まったので、ヘルメットとMFJの会員証を持って早々と済ませてきた。

そのうち開会式とミーティングが始まった。

ややしばらく経ってからFUNクラスとLADYSクラスのXC-FUN(90分)が始まった。
初心者コースとは言いながら、夕張のコースが大変なことは参加した者でなければ決して分からない(´A`)
このレースを見ていて初めて参加した2年前の辛い経験を思い出してしまった。

< スタート前! >

XC-FUNが終わってようやくXC夕張戦を始めるとのアナウンスが入った。
スタートはゼッケン順にSAクラスから順に並ばされた。
最前列が赤ゼッケンのSAクラス。

 

次が黒ゼッケンのAクラス。

 

そして青ゼッケンのBクラスとなった。
自分のゼッケンは191番なので後ろから2列目だったが、前の方は巻き込まれて危険そうなので好都合だった。

 

山の上ではギャラリーが仲間のスタートを今か今かと見守っていた!

 

< レース開始! >

競技監督の合図でBクラスが一斉スタートした!

2時間半も走らなければならないので、自分は気張らず様子を見ながら一番後からついていくことにした。

スタート後にまず向かったのは夕張名物の岩盤だ!
林道から右に曲がる入口で何台かがトラぶっていたが、自分は何とかすり抜けて前に進むことが出来た。

 

心配していた岩盤の路面は乾いており、ほとんど滑る気配はなかったので安心した。

 

岩盤を抜けたらすぐその後はガレの登りだ!

 

次は夕張名物の馬の背だ!
この馬の背は幅が50センチ程度しかない。
馬の背の左側は数十メートルの崖そして右側はやや低くなって沢水が流れている。

 

私が初めてここに来た時はマシンを汚したくないが為に迷わず馬の背の上を選択し見事に左の斜面にズリ落ちた。
その後にある泥沼も進む方向を間違えると水没するので要注意だ。

 

馬の背を抜けるといつもの林道に出た。今日は下る設定になっていた。

 

下る途中で右に折れて新しいウッズに入った。
下からだんだん山に登っていく設定で90度右に曲がってすぐ登る設定が3ヶ所ほどあった。

その後いつもの林道に出てまたまた新しいウッズに入った。

 

遠くでスタッフがこちらを向きながら左手を上から反時計回りに大きく振っている。
何やら加速を付けてそのまま登れという合図のようだ。

 

そうか。ここが一度止まったら再スタートは無理だと言っていた噂の檄登りか?。
左カーブの先がどうなっているのかはライダーから見えない。
とにかくギアがセカンドに入っていることを確認して、アクセルを回しながら左に曲がったらすぐ目前に急勾配の登りが見えた(・_・)オッ……!?・・・こんなところで止まったら大変だ。
アクセルを緩めることなく勢いをつけて一気にてっぺんまで駆け上った。

 

まずは上り切ってホッとした。この時これまで気になっていたモヤモヤが吹き飛び少し楽になった。

< ヌタ場! >

その後やや進むと泥水の溜まったヌタ場に入った。

ここはFUNクラスで初めて出た時にリアタイヤがズッポリ填って苦労した場所だ。
今回は水が少なかったので既に走ったラインを探しながら3つのヌタを慎重に抜けた。

< 轍のウッズ! >

その先は右に折れて轍のあるウッズコースに入った。
ここにはヌタヌタの轍の登りが長短6ヶ所ほどあった。

見るからにスタックしそうな轍だがWR250Rのパワーと新しいタイヤで何とか進むことが出来た。新しいタイヤはグリップも良くラッキーだった。

< ヌタ場横の轍! >

2輪2足で轍の坂を登ってヘトヘトになったころさっきのヌタ場の横に戻ってきた。

安心したせいか、ちょっとしたことでバランスを崩してフラ・フラ~ァっと右に倒れてしまった。
この時は直前の轍登りでめっちゃ体力を消耗してしまった感じだった。
何とか再スタートしたら、今度は右のステップの当たりでガツンといった。
何だろうとよく見たら、轍の中から木の切株が顔を出していた。

その後に沢水が流れるV字超えが2ヶ所ほどあったので慎重にクリアした。

 

ようやく1周した。
コースの全容がつかめたしあとは淡々と回るだけだ。
何とか完走できるように頑張るゾという気持ちで2周目に入った。

途中でこんな場面も目に入ってきた。

 

< 7周目の出来事! >

残り時間後19分が表示された頃に7周目に突入した。

 

最後の1周だから慎重に走ろうと思っていたが、最後の轍の登りでWR250Rの腹が支えてしまった。
タイヤが轍の両サイドにガッチリ挟まれる形でマシンは直立。体重をかけてアクセルをフカしてもリアが空回りして進めない。
余り回し過ぎると蟻地獄に陥るので、諦めて後ろへ引っ張ったがタイヤは抜けなかった。
仕方がないのでリアホイールを左右に振った。何回も何回も左右に振った。
そして轍の左右の壁が少し柔くなってから、お助けベルトを掴んでマシンを後ろに引っ張った。 思いっきり体重をかけて何とか30センチほど後方へ引っ張ることが出来た。
そのうち下から同じラインにバイクが上ってきた。ヤバイ、何とか早く行かないと迷惑をかける。
ギアをセカンドに入れ、運を天に任せて一気にアクセルをフカすと同時に、全身の力をハンドルを持つ両手に乗せてマシンを押した。
ブォ~ォン~と言いながら前に進んだ。抜けた。やった。とにかく気合いを入れて上まで登った。

ゴールが見えてきた頃、空から霧雨が降ってきた。丁度良い頃に終えられる・・・と思って先を急いだ!

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< おまけの1周! >

計測所についたら時計は0:00を示していた。 当然終わりだと思っていたら、スタッフに「あと1周して下さい」といわれた。

「エッ・・・また1周回るの?」・・・???
仕方がないので先に進んだ。 小雨が降ってきているので早く行かないと岩盤が滑るし、檄登りも登れないかもしれない。 ヌタ場の轍もこれ以上になったらヤバイと思ってとにかく先を急いだ。

最後の1周を回って何とか無事にゴールした。

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< レース終了! >

レースが終わったらWR250Rは泥だらけになっていた。

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帰宅後に洗車してよく見たらリアブレーキの頭が変?だった(^_^;)

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1万円以上したフレームガードの片割れはブッチぎれて何処か???へ逝ってしまった(T_T)

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今回のレースは面白かった。とっても楽しかった。でも自分はやたら遅いということが分かった(^_^;)
結果はBクラス32人中29位。後ろの3人はリタイヤなのでどう考えても自分がビリケツだった(^_^;)
フルサイズに替えたばかりだし最初はこんなもん・・・とは割り切ってはいるが、やっぱり遅い(>_<;)
だから次のレースではビリケツ返上のためにもう少しペースを上げて走れるように頑張ろうという意欲が出てきた!
今回の大きな収穫は何といっても夕張のSA・A・Bクラスのコース(簡単すぎたという人もいるけど・・・)を迂回路無しで2時間半走りきって完走できたということ。
このことは自分がステップアップするための大きなキッカケになりそうな気がする(*^_^*)
結果はどうあれ、自分としては大満足で大きな大きな充実感を味わえた!
これだからバイクはやめられないのだ!とつくづく感じた1日になった(*^_^*)/
綺麗な写真はルナルナさんの所からいただきました(*^_^*)

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