爽やかリンツー・・・のはずが!

ファンライド

CRF150Rの入院・・・土曜日(11月10日)の話

夕張XCが終わったのでゆっくりCRF150Rのメンテをすることに。
タイヤを林道用の古いものに交換し、保安部品を付けて、ナンバー付けて、スピードメーターの電池を取り替えました。
ストップランプが左半分しか点かず前からおかしかったので、この際と思い分解してみたら、ストップランプの中はLEDの点灯が見えなくなるくらい土が詰まっていました。
小さなドライバーで土を掻き出し、ストップランプを元通りに戻してエンジンスタート。今日は難なくエンジンがかかりまずは一安心。

試しにちょっと乗ったら何か変?
実は夕張XCの3週目辺りから”何か変だ”と感じていたのですが、今日はモロにおかしいということを感じました。
ローで走ってアクセルを捻るも、エンジン音だけ吹きあがり速度が変わらない。
おかしい?・・・これは手に負えないと感じ、トランポに積み込みいつものお店に持ち込んだら、案の定クラッチが滑っているとのこと。
仕方なくそのまま入院することになってしまいました。(T_T)トホホ!

お店の人の話では4ストはあまりクラッチを使わないとのこと。
とくにレースではギアを入れるときでさえあまり使わないという話も・・・。
いつからそうなったのか?
2ストに乗っていた頃から、バイクはクラッチを使うもの。特に2ストは半クラ当てないとすぐ止まってしまうので、このバイクも当然同じだと思っていました。
知らないと言うことは恐ろしい・・・トラクションを使う技など知らない私はいつも思いっきり半クラを使っていました。
特に激坂を上るときにはアクセル満開で半クラを当てながらギンギン走ってました。
今さらクラッチ使うなと言われても困ります。
いくら言われても、私の半クラ多用の乗り方の癖は、今後もなかなか抜けないかもしれません。(-_-)トホホ!

爽やかリンツー・・・日曜日(11月11日)の話

天気があまり良くない感じでありながらも、いつもの掲示板を見ると・・・

11/11林道行きます。
一緒に行く人9時○○・・・集合
雨天中止
時々雨なら決行

との書き込みが・・・

CRF150Rは入院したし、爽やかツーリングと聞いたので久々にセローで参加することにして、日曜日の朝、自宅から十数キロ離れた待ち合わせの場所に集合。
外気温は思っていたよりもずう~っと寒く、自走で来てしまったことを後悔しながらも、まぁ何とかなるだろう・・・と、軽~ぃ気持ちで出かけてきてしまいました。

予定していた6人のメンバーのうち、1人が体調悪く不参加。もう一人は寝坊のため2時間遅れで別な場所で待ち合わせることに。

集まった4人で打ち合わせた最初の行き先は、通称”天の川”。
支笏湖線から目指す林道に入り数キロ走った後、ちょっとした段差のある場所に到着。
ここで仲間が少し難儀するも、別なルートを選びその先でどうにか合流。
そのあと数百メーター走ったところで、いやらしそうな緩やかな上りルートに到着。
まずは仲間のWRが一気にアタック。雨と濡れた落ち葉のせいで滑って途中で止まりながらも、何とか押して・押して・押して・・・上り切った様子。さすが道南ED入賞者!。

後になればなるほど滑って辛くなるよとのことで、私も続いて右のラインを一気にアタックするも、自分の期待に反して道半ばでスタック。雨と枯れ葉で路面が滑ってニッチもサッチもいきません。

何とか頑張るも、足はツルツル滑って踏ん張り効かないし、タイヤも滑るし、おまけに嫌な臭いが・・・?
何か何か変でないかと仲間に言われ、タイヤを見ると、セカンドギアでクラッチを離してアクセルをひねってもタイヤが回っていない・・・何これ?
グ・ガァ~ァン・・・愛するセローよお前もか・・・(>_<)!

CRF150Rに引き続き、セローまでクラッチがイカれた様子。
仲間に手伝ってもらいながらも何とか坂の上までたどり着いた頃には汗だくだく。
その後、残る2台もみんなで押し・押し・押し・・・の辛い時間が経過。
唯一の救いは漢押しの過程で”芸術家ヨシ”さんによるWRのオブジェづくりを拝見出来たこと。
何だかんだと汗だくだくになりながらも、最終的には4台とも上り切ることが出来ました。

クラッチは冷やしたら何とかもとに戻るのではないかとのアドバイスをもらい、少し休み、それから気を取り直して穏やかな秋の林道を散策しながら、目的地”天の川”に到着。
ここはサラサラ水が流れる沢に沿って上流に走り、途中から右に曲がった轍の上りを経て1周してくる楽しいルート。

私が着いた時には先の2台が既に回っており、少しすると戻ってきたので、今度は自分が回ってくるつもりで、沢に向かって軽快にスタート。

以前の記憶を頼りに、小川を横切ったり、ガレガレの端を通ったりしながら先に進むも、ラインを間違え大きなガレ石の前で前輪がつかえて右にパタッと転倒。
再度その横をチャレンジするも石に登りきれずに再度転倒。
仕方なく5メートルほど戻って川を横切って左のラインから何とかクリア。
右に曲がる轍の上りも何とかクリアし、その先をちょっと行くと、私の嫌いな大きなドロ沼が・・・。
これまで水場で良い思いをしたことがない・・・ここはドロ沼を避けて右の土の上を行けば大丈夫だろうと思って進んだところ、前輪が自分の意志に反してドロ沼に・・・そして後輪も仲良く一緒にズリ落ち、マシンがドロ沼にぱたっと倒れました。

”ぎゃ~ぁ”・・・またしても水没。今度はセロー。
ぴかぴかのセローがドロ沼に・・・:-)
ドロ沼に倒れたセローは、やがてエンジンが止まり、水面にはガソリンが滲んで、プラグの周りでは泥水がプシュプシュ音を立てながらお湯が沸いていました。

ヤバイ・・・早く引き上げなきゃまた大変なことになる・・・(T_T)
急いでドロ沼に入りセローを引き上げようにも、ハンドルが沼のドロに刺さってうまく持ち上がりません。
おまけにドロ水は膝上まで来るし、あまり頑張ると足まで抜けなくなりそう・・・。
前後タイヤの位置はハンドルより高いところにあり、バイクを立てるためには120度くらい起こさなければならず、非力な自分がいくらやっても起こせません。

あ~ぁ・・・またやっちゃった。でも今日は仲間がいるから何とかなるかも・・・
でもキャブやエンジンに水が入って動かなくなったらどうしよう・・・等々あれやこれや考えるも、未だに仲間が来る気配がしません。
その間、セローはドロ沼の中でポッカリ浮かんだまま。

動揺しながらしばし考える自分・・・う~ぅん・・・またしても同じ過ちを繰り返してしまった・・・頭が悪い・・・学習能力ゼロ・・・己の未熟さにすっかり後悔・・・そしてショック!

途方に暮れている間にようやく仲間の一人が到着。
何とか2人で引き上げに成功し、暫し休憩。
そうこうしているうちにもう一人の仲間も到着し、あっそこは駄目・・・と言う間もなくXLRの前輪が沼の中に・・・でもこちらは何とか体制を持ちこたえ、仲間とともに車体を逆押しし、土の上にマシンを戻して事なきを得ました。

その後、自分はセローのキャブからガソリンを抜いてセルを回すも中々エンジンがかかりません。
そのうちバッテリーも弱くなり、仕方なくキック・キック・キック。
うまくいかない・・・少し休ませて、またガソリンを抜いてセルを回したら”ブオ~ォぉぉ・・・プスン”と、若干かかる気配が感じられました。
何とかなるかも・・・と思い、数回チャレンジするも、エンジンはかかりそうでかからない。

その時に仲間の一言・・・”エアクリが濡れてるんじゃない?”
”お~ぉ・・・天の声だ・・・まさしくその通り”・・・と、今まで気づかなかった自分に反省。
サイドパネルを外してエアクリボックスの蓋を外したらすごいことに・・・
ボックスの中から泥水がどっと流れ出してきました。
肝心のエアクリもドロ水でジャブジャブ・・・手でスポンジを絞ったらボタ・ボタ・ボタと落ちる始末。これではエンジンがかかるわけがありません。
とりあえずエアクリボックスの中のチョコレート状になったドロを掻き出し、絞ったエアクリを取り付け、蓋をしてセルを回すと元気よくエンジンがかかりました。
よかった!これで何とか帰れそう!

何だかんだとこの場所で12時過ぎまで休んでいたところ、寝坊して遅れた仲間もこの場所に到着し、腹も減っていたので5人そろって次の目的地に移動することになりました。

その途中でまたしても大変なことが・・・
まぁ、何というか・・・起きるときには起きるものです。
詳しくは書けませんが、白いのや赤いのそして白黒のやつや空飛ぶ物体まで出現する事態になってしまいました。

雨が降っていることなどすっかり忘れ、何だかんだと時計を見たら既に16時を回ってました。

皆と別れて家路につくも、途中でセローのエンジンがバタバタいい出してストップ。
多分・・・と思ってボックスを開けたら、またしてもエアクリがベチャベチャ。
エアクリを手で絞って元に戻して、エンジンかけて数キロ走ったらまたストップ。
これをあと2回繰り返し、やっとの思いで家に着きました。

雨の中の漢押し・・・水没・・・その他諸々・・・!

今回は”爽やかツーリング”のはずだったのに、どこでどう歯車が狂ったのか・・・こんな予定では無かったのに・・・と思いながらも、そのおかげで忘れられない1日となりました
(; ̄_ ̄)=3

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