レーサーのナンバー登録（豆知識１）

レース専用車の公道走行

国内のレース専用車は公道走行が許されておらず、メーカーから登録に必要な譲渡書も発行されないので、ナンバーを取得することが出来ません。（国土交通省的には存在しない車両として扱われるため）

でも、同じ車輌がアメリカから輸入されると、日本で登録ができてナンバーが正規に取れるようです。

どうしてこの様なことが出来るかというと、日本に輸入された時点で「通関証明書」と輸入業者の「譲渡書」が発行され、これらの書類が国内メーカーが発行した譲渡書と同じ効力を持ち、輸入新車自動車として認められるからのようです。

通常、２５１cc以上の「小型二輪自動車」の場合は、フレームを一度海外に送って、その後国内に戻す逆輸入の形を取り、１台ずつ陸運支局に持ち込んで「新規登録検査」を受けなくてはなりません。

２５０cc以下の軽二輪や原付の場合は、現車を持ち込まなくても良いので、書類を完全に用意すれば登録する事が出来るようです。でも、いくらナンバーを取得したからといって、レーサーのままで公道上を走ることはできません。車両法に適合した保安部品の取り付けや改良が必要になることは言うまでもありません。