そこで今回は軽バントランポに必要なものや積載ノウハウ等を調べてみました。
トランポデビューに必要なもの
まず最低限必要なものがラダーレールとタイダウンベルト。
出来れば用意したいと思われる物がサブベルト、タイヤストッパー、スタンド用の板(スチール製灰皿等)、ゴム輪(チューブの輪切り)等。
ラダーレール
トランポにバイクを乗せるためのラダーレールはアルミ製のものが主流ですが、農業機械用のものや工事現場の足場板、木の板などを利用されている方もたくさんいます。
木の板
次に木の板です。これもホムセンで安価で売ってます。
足場と同じように両脇にストッパーを付けないとタイヤが横滑りしてバイクが板から落ちる可能性があります。また木は滑りやすいので、フロントブレーキが余り効かないかもしれません。
薄いものでは作業中に折れてバイク共々地面に転落してしまう可能性が・・・。
バイク用のラダーレール
バイク用のラダーレールにも色々な物があります。
ベロ式と爪式
このたった1~2センチの段差のおかげで、Fフォークを縮めたり、小口径のFタイヤに取り替えたりする必要が出てくる場合があります。実際、爪式を使うとCRF150RのFフォークを縮めない限り、私のEVERYには積み込めません。
>ストレート型と湾曲型
オフ車の場合はストレート型を使う人が多いです。
ラダーの長さ
短いものほど保管はラクですが、地上とトランポとの角度がきつくなりバイクが乗せずらくなります。
逆に長いとバイクを乗せやすいのですが、それなりの保管スペースが必要になってきます。
一般的にラダーの長さは地上から荷台までの高さの3倍~3.5倍位が目安だと言われています。
軽バンの荷台の高さは各車ともおおよそ65センチ程度なので、必要となるラダーの長さは約200センチほどでしょうか。
タイダウンベルト
タイダウンベルトには普通のものとラチェット式のものと大きく分けて2種類があります。
普通のタイダウンだとスゥーッと引っ張って終わりなので意外と楽です。
ラチェット式はかなり強く締め込むことができます。(Fフォークを縮める時の必需品。)
タイダウンはバイク屋さんで買えますがホムセンやダイソーの方が安いかも。
本数は前後に2本ずつ計4本あれば便利です。
サブベルト
トランポにオートバイを固定する際に、タイダウンのフックでは引っ掛けられない場所や、オートバイに傷をつけたくない場合に補助ベルトとして使用します。
タイヤストッパー
バイクのフロントフォークを縮めずにシールやスプリングを痛めることなくトランポ内でタイダウンをガッチリ絞められるので重宝します。
バイクのサスが縮んでタイダウンが外れるようなこともありません。
色々なものが各メーカーから販売されているようですが、一定以上縮まないようにすれば良いだけなので、適当な材料(角材の切端等)をタイヤとフェンダーのクリアランスに応じて挟み込めばOKです。
スタンド用の板
セローのようなスタンドがガッチリした市販車を積み込む場合にはタイヤストッパーを使わずにサイドドスタンドと荷室床面との間に板を挟んでタイダウンで固定します。
荷室床面の絨毯やシートにも穴があかないしサイドスタンドを基点としてバイクをしっかり固定することが出来ます。
私は100均のスチール製灰皿を使っていますが、要は力を分散できる堅い板であれば何でも良いと思います。
ゴム輪・・・チューブの輪等
トランポでバイクを運ぶ場合にフロントブレーキをかけておくと安定して固定できます。
私の場合はパンクしたタイヤチューブを1~2cm巾に切ったデカイ輪ゴムをグリップとレバーに巻き付けています。
トランポにバイクを積む方法
トランポにバイクを乗せる場合には、エンジンをかけて乗せる人もいるし、人力で漢押ししながら乗せる人もいます。やり方は人によっていろいろありますが、いずれにしてもラダーレール(若しくはそれに替わる物)が必要になります。
出来ればバイク用と本人用の2本があればベターですが、1本しかない場合は、踏み台になるもの(ビールケース等)があると便利です。
バイクを積み込む瞬間は気を抜くと結構恐い(痛い)思いをすることがあるので、慣れと気合いと勢いそして根性が必要です。
勢いをつけて駆け込む方式
この方式の難点は時々痛い思いをすることがあることです。
バイクを積み込もうと勢いをつけて荷台に駆け上がった時にテールゲートの縁に頭をぶつけてしまったり、雪で滑ってラダーから足を踏み外したり、ラダーの上でバイク共々倒れそうになったりします。
トランポに駆け込む時には膝当てとヘルメットの装着をお勧めします。(笑
エンジンをかけて乗せる方式
エンジンをかけて乗せる場合は、ラダーレールをタイダウンなどでトランポにしっかり固定して積む必要がありそうです。(私は経験がありませんが・・・)
トランポ内での固定方法
トランポの中でのバイクの固定方法も色々ありますが、主なものを3例ほどあげてみます。
H字式
この場合、左右は安定しますが、基準点がないので前後方向の拘束が弱く凸凹道では前後にずれてしまいそうな気がします。
Y字式
”F”がフロント側、”━━”がバイク、”><”がタイダウンベルトです。
フロントタイヤを運転席と助手席の間にはめて左右を安定させ、さらにタイダウンで壁側の床面から前後左右に斜めに引くやり方です。
フロント側は前方向、リヤ側は後ろに引張るので、基準点(フロントタイヤ)をしっかり固定しないと緩む可能性大です。
私がやっているのはほぼこれに似た方式で、フロントタイヤさえしっかり固定すれば一番安心出来るやり方だと思っています。
ハの字式
フロントタイヤをシートに押さえつけて、全てのタイダウンをフロント方向に引くやり方です。Y字式だと前後どちらかの力フロントタイヤをシートに押さえつけて、全てのタイダウンをフロント方向に引くやり方です。Y字式だと前後どちらかの力が強かったらバイクが前後に動いてしまうのでこの方式が一番安定するのかもしれません。 でも軽バンだとスペース的にタイダウンの引っかけ場所が限られるのでこの方式は無理っぽいです。
トランポからのバイクの降ろし方
最後にバイクの降ろし方なんですが、これまた乗せる時と同様にとても怖い(痛い)思いをします。 なぜなら軽バンの中は狭くてハンドル持った状態だとリアタイヤの位置が見えないからです。 なるべくリアタイヤに合わせてラダーレールをセットするのですが、それでも降ろす途中でリアを落としそうになります。 痛い思いをしてから自分が特に気をつけている点は、 ラダーレールと荷室上のバイクを必ず一直線にすること。 降ろす途中で絶対にハンドルを曲げない。(←これとっても重要!)。
フロントブレーキをうまく使って降ろす。 と言ったところです。
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