mixiを見ていたら「タラの芽」の採取時期がそろそろ終わりそうだという仲間のつぶやきがあったので、水曜日の代休を利用してタラノキの植生調査に行ってきた。
ここで「タラの芽」「タラノキ」って何?と言う人もいるかも知れないので、ウキペディアから概要を抜粋してみた。
●タラノキ
・和名は「タラノキ(楤木、桵木、学名、Aralia elata)でウコギ科の落葉低木。
・新芽を「タラの芽(楤芽)」「タランボ」などと呼び、食用(天ぷら等に調理)に販売されている。
・高さは2-4m程度、あまり枝分かれせずにまっすぐに立ち、葉は先端だけに集中する。
・樹皮には幹から垂直に伸びる棘(トゲ)が多くある。
・日本各地、東アジアに分布し、林道脇など日当たりの良い山林に生える。
・所謂パイオニア的な樹木であり、森林が攪乱(かくらん)をうけると、たとえば伐採跡地に素早く出現し、1年で20~60cm、5年で3mに達するものも珍しくは無い。
●新芽の採取時期
・新芽の採取時期は桜の8分咲きころに同期しており、里の桜がタラの芽の採取時期でもある。
・採取は先端から上に向いた1番の芽と、その脇から斜めに伸びる2番程度までとし、あとは昨年に伸びた枝を見て芽の候補が残っているか確認する。
・新芽は昨年伸びた枝だけに着くので、木を枯らさないよう注意する。
※食べ頃の新芽はこんな感じだ。
●調理方法
・天ぷらにするのが一般的で、口いっぱいにひろがる独特の芳香が特徴的である。
・単にゆがいておひたしや和え物にしたり、油で炒めて食べてもよい。
以上がタラノキの概要だ!!
さて、今回の調査は平日と言うこともあって、調査は私とクロネコ氏の2人で行うことになった。
ママチ川の綺麗な風景を横目でチラ見しながら・・・
千歳林道付近から調査を開始!!
やや暫く走ってタラノキの群生地を見つけた!
mixiではタラの芽の収穫時期が終わりそうだと言っていたけど、苫小牧方面の話だったので、もしやと思って千歳方面に来てみたら、案の定、良さげな感じにタラの芽が育っていた。
クロネコ調査員がコンビニ袋を片手にタラの芽の研究サンプルを採取し始めた。
今回の調査はタラノキの植生状況を把握し、その植生図を作成するとともに、その成果物であるタラの芽の綿密な試食調査を行った上で、道央圏における食糧確保に関する基礎情報を収集することを目的としている。
調査旅費は自腹であり生活がかかっているので、クロネコ調査員はタラの芽で夕飯のおかず代を浮かそうと必死だ!!
その深刻さはコンビニ袋に入ったタラの芽の量で良く分かる(^_^)
千歳方面での調査を一通り終え、次の調査ポイントである苫小牧へ向かうことにした。
千歳の林道から・・・
苫小牧方面へと向かう。
適度に地面が締まっているので土ホコリもなく走りやすい。
トレールタイヤだったのを忘れてスピードを上げていたら、途中のカーブで前輪が滑ってヒヤッとした。
苫小牧の調査ポイントに着いた!
よくもまあこんなに・・・と思えるほど、見渡す限りタラノキばかりだ!
千歳方面に比べてこちらはかなり成長しているようだ。
おいしそうなタラの芽が目の前に沢山なっていたが、研究サンプルは既に余るほど取り終えていたので、ここでは目視調査で終わらせることとした。
気がついたらクロネコ調査員が遠くにいた。
どうしたのだろうと近くに行ってみた。
なにやら林の中の方を見ている。
いきなりバイクを降りて、「2かさん、これってバイクの跡ですよね?」と一言!!
私が、「そうですね・・・こんなとこに良くバイクで行く人いるもんですね?」といったら、クロネコ調査員は、「私こういうとこ興味があるんで行ってみます。」と言ってスイスイと林の中に入って行ってしまった。
自分はセローでトレールタイヤだし、中に入ったらアズって苦労することは予想できたので、入るのはよそうと思っていたけど、1人で待っているのもつまらないので、少しだけ林の中に入ってみた。
最初の下りには斜めになった倒木があった。
それを超えて少し進むと・・・
V字になって水が流れている場所に出た。
ありゃりゃ・・・ここを無理して行くのは良いけどその先が大変そうだ!
しかも帰りはここを登らなきゃいけない・・・V字の下から加速を付けてこの上の段差を超えるのは・・・無理ポ(^^;)
そう思った瞬間「ザワッ」としたので先に進むことをやめる決断をした。
で、すぐさまUターンをして引き返したけど・・・
降りるときは何の気無しに降りてきたこの路面が、下から見るとやけにイヤらしく見える。
思い切って登ろうとしたら・・・前輪超えたけどリアが滑ってこんなんになってしまった(>_<)
もしかして・・・と自分がイメージしていた中に入っていた出来事なので、余計に情けなかった。
おまけにシフトレバーもグンニャリ曲がってしまった・・・。
トレールタイヤで来た自分を責めても仕方がないし、クロネコ氏に言うのも恥ずかしいので、ここであった出来ごとは秘密にしようと心に誓い、邪魔な倒木をラインの横によけて上った。
そして優しい自分はクロネコ氏のために、
自分がよけた倒木を元通りの姿に戻しておいてあげた(^^;)
暫くしたら遠くからバイクの音が聞こえてきた。
クロネコ調査員が戻ってきたようだ。
そのときの様子はこんな感じ!!
今回はタラノキの植生調査のみならず簡単な森林調査も終えることが出来たので、そろそろトランポまで戻ることになった。
で、戻ってきて研究サンプルを並べてみた。
なかなかイイ感じだ!!
夕方になってから、タラの芽と天ぷら粉と油の相性がどのようなものなのかを研究するため、試食をしてみた。
結果はベリーグッドだった!!
それと曲がったシフトレバーだけど・・・
32mmのメガネレンチを使って・・・
少しずつ手前に曲げてみた。
どうにか元通りになった(^_^)
お終い!!
コメント
初めまして!突然すみません。
今年のGWあたり北海道にツーリングに行きたいと思います。
苫小牧に降り立つのですが、この林道を走って支笏湖に抜けてみようと思います^^
よければ苫小牧からの道を教えていただけませんか?
タラの芽スゴイ量ですね!(^^)
イイなあ~。。。
山菜まだまだ探せば在りそう!
ざとしさん、そうなんです。
街では4つで200円とかエライ高級な食材で売られているようです。
実はこのときに採りきれなくて日曜日にまた採りに行ってしまいました。
こちらはこのあとタケノコの時期に入るんですよ(^_^)