朝9時にいつものコンビニで待ち合わせ。
私のセロー仲間は積極性があるというか何というか、私が約束の時間に10分程度早く着いたのに2人はそれよりも前に待っていました。
まずは食料を買って今日のスケジュールを確認。
寒いので15時頃までにはあがろうと以前から話していたのにもかかわらず、今日は2009年に退役予定のキティホークの一般公開日で15時までに室蘭に行けば空母を見学できるとのこと。
うぅ~ぅん?・・・そう来たか(^_^;)”
でも自分としても実際の航空母艦など見たことがなかったので二つ返事でOKし、いつもの林道経由でキティホークを見に行くことに。
まずは滝野自然学園からラルマナイに抜け、道道117のT字路から旧道道恵庭公園線を経由し国道453の支笏湖線へ。
そのすぐ先のオコタンペ湖側から道道78(支笏湖線)を通って美笛側に抜けました。
少し走ったところで先頭の仲間が急に右ウインカーをあげいきなり林道に・・・?
”あれっ?”と思って止まって聞いたら、”せっかく紅葉の季節なんだから美笛の滝を見に行こう”と言うではありませんか。
時間を見るとまだ10時。1時間くらい見学しても”キティホーク”の見学には十分間に合います。美笛の滝は自分も見たことがなかったので当然OK。
数百メーターほど進んで単車を降りて山道を登ること約20分。
ついに前方に滝が見えてきました。
これがまた自分の予想を遙かに超えるダイナミックなものでビックリ。
ここ数年わざわざ単車を降りてまで山奥の滝を見に行くことなど無かったのですが、まさに”百聞は一見にしかず”です。
美笛の滝の雄大さに感激。今回は行って良かったと思いました。
このあと美笛峠を抜けて、道の駅がある”きのこ王国”で一休み。
ここから三階滝に抜ける景色の良い林道を走って道道に抜け、白老方面に向かっている最中のこと・・・?!。
峠頂上のシャルターを抜けたところで、バイカー数人が交通整理をしていました。
何か変?・・・と思って、ゆっくり進んでみたら、オンロードバイクが対向車線の乗用車にぶつかって救急車を待っているところでした。
う~ぅん・・・どうしたものか?・・・と私が考える余裕もなく、一緒に走っていた仲間のドクターがすぐに単車を降り、事故現場に駆け寄って応急処置を施しました。
動揺していたバイカーの仲間達に状況を聞き、まずは呼吸するための気道を確保してジャンバーやら車のクッションなどを使い、怪我人の体を温める処置を行いました。
”とにかく声をかけてあげて・・・そして手や足を触ってあげてください・・・”との指示のもと、みんなで○さん、○さん・・・と声を掛け合ったり、手を握ってあげたりしているうちに、近くの消防署のレスキュー車が到着し、その数十分後にようやく救急車が到着しました。
(この間、自分と仲間の一人はほかの皆と一緒に交通整理役に徹してました!)
早速担架で怪我人を救急車の中に移し、お医者さんが診断して点滴やら何やら必要な治療行っている間に、一方では怪我の状況に合わせた搬送先を確認していました。
そのうち何やら空の上でバタバタ音が・・・上を見たらヘリコプターが見えました。なんと救急ヘリの登場です!!。
運良くそばに広い駐車場があり、そこに駐機して怪我人を乗せてすぐさま札幌医大へと運んでいきました。
ここから車で大きな病院に運ぶとなると数時間はかかります。
怪我人の意識もなく、一刻を争う事態の中でこの救急ヘリの登場はまさしく天の恵みかも・・・良かったです。ホッとしました。
そして先生もすごい。いや~ぁとってもすごい。さすがお医者さんです。
レスキューの方に聞いたら、応急処置が良かったので何とか最悪の状況にならなくてすみそうな感じでした。
初めて遭遇した事故現場。何よりも冷静な行動と適切な応急処置が必要であることを身をもって体験しました。
バイクに乗る以上いろんな危険がつきまといますが、大きな事故だけは起こさないよう何が何でも気をつけなければ・・・とつくづく感じてしまいました。
さて肝心の”キティホーク”なのですが、時間を見ると既に14時を回っていました。
この分だとどうあがいても15時までに目的地に着きそうにもありません。
仲間に”どうしようか?”と聞いたら、せっかくだから外側からだけでも見に行きましょうということで、一路室蘭を目指して走り始めました。
室蘭に到着し、フェリーターミナルの駐車場の係員に”どこに行けばキティホークを見られますか?”と聞いたら、行く道は全て通行止めになっているから、対岸から見るしかないとのこと。
きっと室蘭港の水族館近くに行ったら見えるのではないかとの答えでした。
早速、聞いた道筋に沿って行ってみたらありました。
・・・ 遙か向こう側に小さく見えるでっかい空母が・・・。
何と全長318.5m、幅が飛行甲板を合わせて76.8mあります。
これに5,273名の乗員とジェット機72機+ヘリ6機が乗せられるのです。
バケモンですねこれは。何でこんな鉄の塊が水に浮くのかとっても不思議です?
とりあえず”よしこれで今日の目的達成!”と自分に言い聞かせ、何とかBLOG用に写真を撮って、近くの屋台村で地元名物の焼き鳥を食べて、いざ帰ろうと時計を見たら16時をとっくに過ぎていました。
その後、3人で国道を通って帰ってきたのですが、スピードは出るは風は当たるはでメッチャ寒くて凍えそうでした。
それもそのはず。今日は寒いので早く切り上げるためにスタート時間を早めていたんです。まさか室蘭まで来るとは考えていなかったし、まして自分はいつもの林道用の軽装で出かけてきたのです(>_<)。
家についてメーターをよく見ると330キロも走っていました。
前回のツーリングでも230キロ近く走ったことを考えると、どうも私のセロー仲間は林道よりも国道を走る方が好きなのかもしれません。
このことはしっかり受け止めなければ今後のつきあいに支障が出るかも・・・のちのち後悔しないように、この次はしっかり着込んで長距離ツーリングも大丈夫な準備をして出かけてこようと決めました!
<報告事項>
(^^)/
昨日の夕方、先生から私あてにMAILが届きました。
グループのリーダーから、”昨日はお世話になりました。一命をとりとめ安定状態になりました”との連絡があったとのこと。
良かった。本当に良かった。とてもうれしいです。
めでたしめでたし(^^)/!
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