WR250Rでヒーローチャレンジカップに参戦!

エンデューロ

< 初めての元気村! >

仲間と焼鳥を食べながら午前0時過ぎまで飲んだというのに、その日の朝6時にはトランポにWR250Rを積み込んで倶知安町の元気村に向かっていた。

目下、自分が照準を合わせているレースは今月31日に元気村で行われる北海道XC第3戦倶知安大会だ!
たまたま5月10日に元気村でヒーローチャレンジカップエンデューロが開催されるという話を聞き、コースを知る良い機会だったので即座に参加申込みをしてしまった。

< 元気村に到着! >

会場が分からなかったらどうしよう・・・? という不安は、トンネルを過ぎたところにある”GENKI”と書かれた黄色い大きな石を見ていっぺんに吹き飛んだ。

 

会場には既に二十数台のトランポが到着していた。

 

トランポを停めてふと奥の方を見たら、函館からまっつ1号さん達が来ていた。
早速挨拶をして一人で来たと言ったら、寂しいだろうから一緒の場所にトランポを停めたらいいとの優しい言葉をかけてもらったので、すぐにトランポを移動し合流させてもらった。
まっつさんからの一言はとても嬉しかったm(_ _)m

 

佐伯さんも一人だったので同じピットに合流することになった。

 

8時を過ぎた頃にライディングスクールが始まった。
自分も受講するかどうか悩んだけど、レースのために少しでも体力を温存しておきたかったのでやめた。

 

9時過ぎに受付を済ませ、10時過ぎには開会式とライダーズミーティングが始まった。

 

10時20分頃にミーティングが終わり、その場からすぐにスタートすることになった。
1周目はコースを覚える関係上、マーシャルを先頭に走るとのことだった。

 

10時30分に一斉にスタートした。

 

スタート後はすぐ左に降りていき、

 

その後クランクしながら走ったら最初の軽い上りがあった。

 

上ったら左へ曲がってまた坂を下った。
途中で右に曲がりながら下る。
さらに左に曲がって凸凹のあるブレーキを踏んでもズリ落ちていくような坂の下は右曲がりになったヌタ場だった。
ありゃりゃ・・・何じゃこれ? こりゃぁヌタヌタだ。
どのラインを行けばいいのか??? なんて選ぶ余裕もなく坂をズリ落ちながらヌタ場に突っ込んでいったら、バランスを崩して右に倒れてしまった(^_^;)ヒェ~!
レースはまだ始まったばかりなのに(T_T)
WR250Rを起こして一気にヌタを抜けたらすぐまた上り坂があり、上りきった場所は沢水が流れてドロドロ状態になっていた。

 

そこを左に曲がったところにドロたまりがあった。

 

ドロたまりの中はイヤなので、自分はみんなが走った深い轍を行くことにした。

 

この轍は周回を重ねるごとにだんだん深くなっていった。
10周目を超えた頃、轍を立ち乗りで一気に乗り切ろうとアクセルをひねったらタイミングが速すぎて左に倒れてしまった。
いやはや大変だ。
起こそうにも起こせない。足下はグチャグチャだ。
WR250Rを倒しまくっていたので体力もすっかり消費していた。
見かねたスタッフが手伝ってくれるもリアが空回りして前に進まない。
フロントタイヤを引っ張りながら回してもらって何とか脱出することができた。
スタッフの方々に感謝・感謝だm(_ _)m
その先にはさらに下がヌタ場になった上り坂があった。
ここも見るからに嫌らしそうだ。

 

しっかり勢いを付けて上らないと下のヌタ場でパワーを食われて坂の途中で失速だ。
自分は1周目は何とか上るも2周目はこのヌタにパワーを喰われてWR250Rを倒してしまった。
どうやらしげサンも捕まってしまったようだ。

それから先は下って爽やかな林道を走った。

 

その後しばらく行くと今度は上りの途中でやや右に曲がるガレ坂があった。
路面の土から石の頭がたくさん出ていて前輪がポンポン飛ぶ。
やたら危ないのでアクセルを戻したら失速して坂の途中で止まってしまった。ヤベ~ェ(∋_∈)
ひたすら漢押しして上りきった。
でもここで2回も同じ経験をしたことは内緒だ(^_^;)
その後はやや上り気味な林道が続いた。

 

さらに先に進むと結構な長さの直線の上りに入った。
長いけどWR250Rだと3足でグイグイいける。
何だかヒルクライムが上手くなったのではないかと錯覚させられるくらい気持ちの良い上り坂だった。

それから少しして最後の難所??? 左に折れてすぐ上りに入るややきつい上り坂だ!
前輪が浮くほどでもないが、1周目の時に何となく侮れない場所だと感じていた。

 

案の定その予感はバッチリ当たり、2周目では坂の途中でリアが滑って失速しWR250Rを倒してしまった。
バイクは進行方向を向いているので、何とか自力で起こそうとするも起こせば重力の法則でバイクが下に落ちていく。
仕方がないのでマシンを倒したまま前輪を引っ張り逆向きにして降ろすことにした(; ̄_ ̄)=3
しかしそれでもWR250Rを上手く起こせず、見かねたスタッフが手伝ってくれた。
これまた感謝・感謝だm(_ _)m
ここでかなりの体力を消耗してしまった(´A`)
ここを上り切ってしまえばあとは楽だった。
ところどころガレや凸凹はあるもののひたすら下った。
下に降りたら途中1カ所のヌタ場を除けばほぼ平坦な林道でとても爽やかな感じのコースになっていた。ここで走っているうちにほどよく体力を回復することができた(*^_^*)/

平坦な砂利敷の林道を進んで行くうちに遠くにロッジが見えてきた。

ピット前の最後のストレートではマーシャルが豪快なジャンプを飛んでいた。
流石だ! 格好が良い!

 

信田さんも飛んでいた!

 

まねして自分も飛んでみたが、ほとんど浮いていなかった(^_^;)!

3時間が過ぎようやくゴールした。
後で結果を見たら15周ほど回ることが出来ていた。

サスもかなり馴染んできたようで結構ストロークを有効に使っている感じがする。

 

レース終了後に表彰式が行われた。
トップの久保田さんは20周も回っている。しかも全員をラップしているから凄い。
その功績をたたえて特別賞を貰っていた。

 

エンデューロクラスでは信田さんが1位で畑中さんが2位だった。

表彰式が終わり後片付けも済んだ頃、主催者であるミカホスポーツのご厚意により美味しい焼肉をご馳走になった。

相当疲れているのか、シゲさんは焼肉も食べずにイスに座ったままひたすら寝ていた。

帰ってきてからこの状態を見て、何故洗車場に寄ってこなかったのかと後悔したが後の祭りだった(T_T)

< いつもの反省! >

人がどう言おうと、自分にとって今回の元気村のレースは実に楽しく実に新鮮だった(^^)/
コース設定はアップダウンが多く、しかも坂の入口は右か左に曲がってからすぐ上がっていくパターンになっているので、きっちり加速して入っていかなければ失速してしまう。
さらに真っ直ぐな上りでも下にヌタ場があったりと、何も考えず闇雲に走っても、ただ苦労するだけだということを教えられた。

泥沼日誌(blog)のnagaseさんからいただいたコメントを引用させていただくと、「うちの大会は、レースを楽しみながらライディング技術の向上ができるようなコース設定をモットーにやっています。大昔は、スタート地点にたどり着けずにリタイヤとか、伝説になるぐらい物凄い大会でしたが、最近はそういう厳しい設定にすると人が集まらないので、XC第3戦では全員無事に帰って来れるぐらいのコースにしようかと。」ということだった。
なるほどまさにその通りのコース設定だったと感じた。
易しい設定をしたとは言っても自分が考えていたものとは全然違っていた。
一見簡単そうに見えるけど、いろんな所にトラップがあって、作者の思惑どおり自分は見事それにハマってしまった感じがする。
しかし一度ハマって苦労すると学習能力が働いて、次の周はどうやってその場を攻略するか???という意志が働く。
15周回れば攻略法を15回練習できると考えれば、「本番こそ最良の練習の場だ」という仲間の言葉はまんざらウソではないような気がしてきた。
日頃、楽な場所をまったり走っているだけではこんな練習が出来るわけがない(^_^;)
そういう意味で、今回のレースではいろんな体験をしたし、勉強させられた感じがした。
同時に元気村のコースの雰囲気を少しだけ知ることが出来たということで、次回走るプレッシャーもほんの少しだけ減ったような気がする。
今から今月末のXC第3戦倶知安大会がとても楽しみになってきた(^_^;)

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