初乗りの朝
今日は天気予報どおり朝から曇り空。
午後からは本格的に雨が降りそうだったので、早速「イチGOまる」の慣らし運転のため、いつもの林道に出かける準備に取りかかりました。
気持ち的にはバイクに乗って出かけたかったのですが、小心者の自分には爆音を流して街中を走る勇気がありません。
よって予備ガスや食料、水のほか、お金、地図、工具、GPS、携帯、予備KEYなど、自分なりに最低限必要なものをトランポに積み込みいざ出発。
目的地に到着
家を出て45分くらいで目的地(道道脇の駐車場)に到着。
小雨ながらもここまできて引き返す訳にはいかないので、早速マシンを降ろしてCRFのタンクと携帯用の1.5リッターボトルにガソリンを満タンに。
その後CRFにまたがってガソリンコックON。
チョークを引き、キック、キック、キック・・・すること約20回。ようやくエンジンがスタートし、快い爆音が山の中に響き渡りました。
メーターをゼロにセットし、その後、保安部品の動作チェック。
暖機運転の間にバックミラーやハンドガードなど積載時に外したパーツを取り付けし、自分のウエア類を着込んで準備完了。
時間を見たらちょうど正午でした!
いざ出発
小雨の中、腕にはGPS、背中のリュックにはペットボトルとおにぎり、ガソリン1.5リッターボトルを担ぎ、まずはいつも走って迷うことのない林道へ。
天気が良ければ別なルートを選ぶのですが、新車の状態(性格)がよくわからない。ジェネレーターなど電装系統のいろんな部分に手を加えており、いつ止まって動けなくなるかわからない。まして雨の中の単独走行で助けてくれる人にもまず出会えないだろう。ということで、行きは下りのないひたすら登りのあるルートを選びました。
(止まったら押して帰ってくるつもりで・・・)
乗りごこち
アクセルをバウバウふかして林道へ。
いや~ぁ軽い・・・とっても快適・・・の一言!(これは二言というべきか?)
最初のうちは乗り方も悪かったせいか、エンジンのレスポンスとパワーに負けてフロントがあっちゃこっちゃ行きそうに・・・砂利場であやうく側溝に落ちるのではないか・・・ということまで想像させられる場面までありましたが、ギアとアクセルの感覚が自分なりにつかめるようになると、とっても快適に乗れるようになりました。
しかしレーサーというのはすごい。アクセルをひねればひねるほどノビるは・・・ノビるは・・・。
エンジン音を音楽に例えると、セローだと2オクターブのところがCRFは3オクターブくらいまで高音が出る(回転が上がる)といった感じ。
ちょっとした坂道でも4足、5足のままでガンガン加速し、自分的には初めてターボ付のDOHCの車を運転したときのような感覚でした。セローだとすぐに回転が頭打ちになるのに・・・。
こんなのに慣れたらもうセローには戻れないかも・・・。まして250や400だとこのウン倍のパワー・・???・・・ひょぇー!
高いお金を出しても逆車を買って国内で乗られる方の気持ちが良くわかった気がします。
サスペンション
素人の私には、サスの状態は今ひとつ???。
フロントがぴょんぴょん行きそうになるので、やっぱりそれなりに固いんだと思うのですが、ジャンプしたわけでもなく、凹凸のある場所をガンガン走ったわけでもないので正直なところ何ともいえません。(雨の中、怪我だけはしたくなかったものですから・・・。)
でもこのマシンで数回乗った後に、セローで同じ場所を走ればその差は歴然とわかるような気がします。
燃費
気になる燃費は今のところ報告不能。
今日は雨のため、36キロしか走らなかったので補充はしませんでした。
明日は走る前に補充し、とりあえず何リッター入るか確認してみようと思います。
リッター20キロ以上走れるといいな~ぁ!
最高速度
慣らし運転ということもあり、これまた次回の宿題として整理。
一応、舗装道路で音域3オクターブまで引っ張ると83キロまで表示していましたが、アクセルはまだ余裕がありました。
メーターが幾分早く設定されているような感じもあり、実際の最高速度は他のバイクと一緒に走って合わせてみた後でなければ何ともいえません。
感覚的にはセローの3足か4足で80キロくらいまで引っ張ったような感じです。
取り回し
超最高。足つきも良いし何せ軽いです。押しても引いてもそれほど苦になりません。
(ヌタ場は良くわかりませんが・・・)。
走っていても素人なりにヒラヒラできるし、狭い林道での切り返しも簡単です。
ゲートの閉まった林道も横からス~ゥっと抜けていけます。セローよりずっと良いです。
難点・・・といえるかどうか・・・
これは言って良いものなのかどうか・・・。
まずはセルが欲し~ぃ。ちょっと重くなっても良いからとっても欲しいです。
セローでセルの有り難みが身に染みてわかっているので、自分的にとにかく欲しいです。
CRF150Rは、アメリカでは1万台以上も売れていると聞きますが、このマシンを公道仕様にしてセルを付けたらもっと売れるような気がします。
巷ではWRの公道仕様車(WR250R/X)の話題が出ていますが、ホンダからはCRF150Eとかいって、セル付きのエンデューロー仕様なんて出ないですかね~ぇ!
次に、アクセルワークにちょっとした慣れが必要かも。
特にアイドリング付近ではストールしやすいです。
きっとレーサーはみんな同じような感じだと思うのですが、アイドリングで急にアクセルをあけたり、低速時に4~5足に入ったままでアクセルを回すとエンジンが止まってしまいます。
いったんクラッチを切ってマシンが動いているうちにつなぐとすぐにエンジンがかかるのは当然ですが、この辺の慣れが必要と感じました。
セローだとモリモリ・・・モーモーいいながらでも何とかファジーに粘るのですが、CRFはとっても淡泊です。ま、慣れればどってことないことと思いますが・・・。
自分にとって最高のファンライド・バイク
買うことを決めてから実際に公道に乗り出すまでに相当な時間を要してしまいましたが、初めて乗ってみて、今日までこのバイクを待っていた甲斐があったと心底感じています。
たかが150CCのミニモト・・・と思われるかもしれませんが、これまで実際にTS200(1998)やXR250(2000)に乗りながらも、ヌタ場や轍漕ぎでその大きさ(足つきの悪さ)と倒して起こすときの重さ(体力的に)に悩まされ、何を言われてもセローが一番と感じていた自分にとって、そのスペックを上回るCRF150Rの発売は心底待ち望んでいたことでもありました。
実際に手に入れて乗ってみて、CRF150Rは自分にとって最高の”ファンライド・バイク”であると感じています。
これで今後ますますオフロードにのめり込んでいきそう・・・あ~ぁ恐ろしや恐ろしや!
明日もあるので・・・今日はこのへんで!
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