トイレに行きがてら、スタート地点の路面を見ると乾いていて走りやすそうな状態だった。
自分がスタートした時は、既にBクラスのマシンが何台か路肩につっこんでいた。
ヘアピンカーブも4カ所ほどあり、上手く曲がることの出来ない自分はいつもここで後続車に抜かれてしまう。
●最初の上りウッズ
ガレ石の林道を上ると最初の上りウッズに入る。ここは今年の春から新たに設定されたところだ。
フープス状になった凸凹の黒土の上を、木の根っこに気をつけながら一直線に駆け上がる。
上まで行くと、今度は右に折れて、クネクネ曲がりながら木の根っこや立木に気をつけながら森の中を抜けていく。
このルートは走っていて気持ちが良いし、EDコースらしいので自分は好きだ。
●新たなウッズ
最初のウッズのあとはいつもだと左に行くはずのルートが、今回は右に設定されていた。
初めてのルートなので1周目は恐る恐る入ると、まずは下りの設定になっていた。
ところどころにガクンと落ちる数十センチの段差があり、ひどいところは深くえぐられた轍になっている。
コースなりにしばらく行くと、まず最初の上位クラスとの分岐点があった。
FUNクラスのコースは、まずは小高い土手のような坂を上り、木の根っこに気を付けてコーステープに従って進むと、アタックツーリングにでも来たのかと思わせるような笹藪に覆われた獣道のような場所に到着した。
本当にここを真っ直ぐ進んで良いものかどうか躊躇ったが、覚悟を決めて前に進むと、今度は右に折れて深い轍が2本ある数メーターの上りがあった。
何とか轍に落ちないよう一気に登り切り上位クラスのルートと合流した。
このウッズは初めて体験したのでとても新鮮な印象を受けたが、雨
が降ったら結構大変な場所になろうであることが想像できた。
●馬の背ルート
ウッズの先は、何だか見たことがある・・・と思ったら、馬の背ルートにつながっていた。
この場所は忘れもしない自分にとっては曰く付きの場所。
数年前、まだガレ場も上れない自分が、初めて夕張のフリーライド出来た時に、馬の背になった左のルートを行こうとしたら、バランスを崩して見事に左の斜面に滑り落ちてしまった。
斜面の角度がきつく、左に落ちたら自力でははい上がれない。
あの時以来、二度と馬の背の上は通らずに、右の細いヌタの中を進むことに決めていたが、自分が2輪2足で四苦八苦しながらヌタの中を走っていると、自分の顔面のすぐ横を上位クラスのマシンのホイールがスーッと抜けていった・・・w(☆o◎)wガーン。
●岩盤ルート
馬の背を越えたらズリ山横の見渡しの良い林道ルートだ。
ここを降りるとガレ上りがあるはずなのに、今回のFUNクラスは上位クラスと同じ岩盤ルートを上る設定になっていた。
前回のフリーライドでは生まれて初めて岩盤を走っていたので、今回はためらわずに走ることが出来た。
そうでなければ今回は相当ビビっていたと思う。
●地獄坂
岩盤を抜けた後はなんとあの嫌らしい地獄坂につながっていた。
ここは右足上がりの斜面を横走りしながら、90度L字型に右旋回して登りきる急斜面。
坂が急なだけに、登り切れずに途中でストップすると再スタートで悲惨な目に遭う。
初めて夕張戦に出た昨年は、2周目の時に坂の途中でエンストし、再スタートしようとクラッチをつないだら逆にずるずる後ずさりして見事にゴロン。
今回は前回よりも路面が乾いていたので何と止まらずにクリアできたが、スキルのない自分には冷や冷やもんだった。
●ヌタルートとウッズ
地獄坂を抜けるといつものヌタヌタルートを通りウッズに入る。
ここではFUNとLADYSクラスにはいつもショートカットルートが設定されている。
今回は2周目でハンドルを木にぶつけ左に転けてしまった。
”ヤバイ”と思ったが、幸いエンジンもすぐにかかり、それほどタイムロスをしなくて済んだ。
体慣らしの気持ちで廻った2周目でパチン。
1つ・・・2つ・・・と穴が増える度に、あと○周だ頑張ろう!
・・・というような感じで自分自身に気合いを入れていた。
結構乗れてきた感じの4周目でパチン。
こうして一つ一つ穴が増える度に少しずつ気持ちが楽になってきた。
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