油圧クラッチ導入編(中間報告のその後)!

整備・改造・オプション
WR250Rのクソ重いクラッチ操作を少しでも改善させようと、前回何も考えずに取り付けに臨んで見事に撃沈したHeboの油圧クラッチなのですが、色々考えた結果自分なりの秘策???がまとまったのでご披露します(^^;)

< 第1の問題・・・ケーブルラインの取り回し! >

まず一つ目の問題は、Heboのスレープシリンダーが大きすぎて、既存のクラッチケーブルラインに通すには一度マスターシリンダー部分とケーブルをバラさなければならないという点でした。

これについてはどう考えてもバラす以外の方法は見つかりません。
一度バラしてしまうとエア抜きなど自分には出来そうもない作業があるので、お師匠さんの手に委ねることにしました。実に軟弱です(^^;)
●これを見て下さい。 どう考えてもワイヤーガードの中が狭すぎます。

●・・・と言うより、Heboのシリンダーが大きすぎるんですけど・・・(^_^;)???

 

< 第2の問題・・・長すぎるクラッチレバー! >

二つ目の問題は、Heboのクラッチレバーが長すぎてハンドガード内に収めようとするとクラッチホルダーをハンドルバーのR(曲がり)部分に取り付けなければならないという点でした。

 

無理に付けられないことはないけれど、取り付け部分がクルクル回らないので、マシンを倒した時には負荷がかかってホルダー部分をすぐに破損させてしまいそうだし、何よりもレバーの位置が変な方向(グリップと水平にならない)に向いてしまうので、以前よりも使いづらくなってしまいます。
Hebo用のショートレバーなる物もあるようなので、本体を購入したTWKに聞いてみたのですが、昔はHeboの油圧クラッチにノーマルとショートレーバーの2本が付いていたのに、今はノーマルレバーしか付いておらずしかも自分の店では扱っていないとのことでした。  ・・・残念・・・(ノ_<。)ビェェン
レバーを短く切ってハンドガード内に収める方法もあるけれど、MFJ北海道XC選手権シリーズの技術規則には、「レバーの先端は丸くなっていなければならない」という規定があり、上手く処理しなければレース時に車検を通すことが出来ない可能性も出てきます。
●MFJ北海道XC選手権シリーズの技術規則(抜粋)

 

ネットを調べてみたら世の中には色々と工夫されている方もいるようで、レバーの先端を切り落として、その部分にクイックメタルで丸い玉を付けている方もいました。
でもこれだと転倒時には球が割れてはがれるおそれがあるようなんですよね(^^;)?

切り落とした先端を丸くしても予想以上の負荷がかかってレバーが手の甲に刺さってしまうような不安もあるので、ネットを探せばきっとショートレバーを扱っているお店があるだろうと物色していたら・・・
←(¬_¬)あ・・・あ・った・・・とうとう見つけました。

 

早速お店にMAILをしてみたら現物があり着払いで送ることが出来るとの返事だったので、すぐに送ってもらうことが出来ました。
価格は一本3,500円以上もしました(^^;)
届いたレバーはこれです。

 

ノーマルと並べてみても長さの違いはこの写真ではよく分からない感じがします。

 

でも実際に重ねてみると長さは先端の玉一つ分以上も違いました。

 

これで何とか上手くハンドガード内に収めることが出来そうです(*^_^*)/

< 第3の問題・・・クラッチホルダーの取付位置! >

三つめの問題は、ショートレバーを付けてハンドガード内に油圧クラッチを収めても、WR250Rの純正スイッチボックスが邪魔してレバーを握ることが出来無いという点でした。

 

この点で自分がまず
思いついたのは、レバー自体の干渉する部分をヤスリで削り、なおかつスイッチボックス側も干渉する部分を切り落としてクリアランスを確保してはどうかということです。
レバー自体の加工は強度に支障が出ない範囲で何とか出来そうな気がします。
でも純正のスイッチボックスについては以前から重さや使い勝手の面で少々不満を持っていたことや、今回油圧クラッチを付けてフロント部分が重くなってしまうこともあり、この機会にシンプルで小さめのものに交換することに決めました。
そこで手に入れたのがこれ → DRCのフラッシャー/ホーンスイッチです。

 

これに換えるとハザードランプやウインカーのワンプッシュキャンセラーボタンは使えなくなるけど、これらの機能についてはもともと不満を持っていたので自分にとっては好都合!
レース中にハザードランプを点けっぱなしで走ることがあったし、スイッチボックス内に入り込んだ砂のせいでキャンセラーボタンが上手く動作せずに、ウインカーの点滅を止められないことが度々あったんです。
今のWR250Rの使い方だと、自分の指で確実に戻す強制解除式のスイッチの方が良いと思っていました。
DRCのスイッチボックスは純正品よりやや薄い感じです。
試しに部屋にあったハンドルに取り付けてみたらこんな感じになりました。

 

レバーを握ってみたら・・・ちゃんと握れるじゃありませんか・・・(*^_^*)

 

レバー側を支障のない範囲で少し削れば、ホルダー部分をもう少しスイッチボックス側に寄せられるかもしれません。
実際にはやってみないと分からないけど、前よりはずぅっと作業が進展する兆しが見えてきました。
今後なるべく早いうちにWR250Rに取り付けてみたいと思っています(*^_^*)/

コメント

タイトルとURLをコピーしました