北海道クロスカントリーシリーズ第3戦倶知安大会
2009年5月31日の日曜日、WR250Rで北海道クロスカントリーシリーズ第3戦倶知安大会に参戦してきた。
今回自分がエントリーしたクラスは第1戦目の千歳大会と同じ市販車クラスのCクラス。
事前に発表されたエントリーリストでは総計62台。
その内訳はSAクラスが19台、Aクラスが17台、Bクラスが20台、FUNクラスが2台、LADYSクラスが3台、そしてCクラスは自分の1台だけだった。
その内訳はSAクラスが19台、Aクラスが17台、Bクラスが20台、FUNクラスが2台、LADYSクラスが3台、そしてCクラスは自分の1台だけだった。
元気村で行われるレースにはこれまでも市販車が何台か参戦していたようなので、今回のXC戦には自分の他にも市販車が何台か出るだろうと思っていたけどその期待は見事に外れてしまった。
レース当日の朝!
午前3時に起きて諸々と準備を開始。
窓から見ると外は雨。今日は超過酷なレースになることを覚悟してトランポで元気村へと向かった。
元気村に着いたら天候は霧雨。でも札幌と違ってそれほど雨が降り続いているような感じには見えなかった。
7時半から始まる受付や車検までにはまだ時間があったので、仲間と一緒に近間のコースを探索することにした。
ピット近くの檄坂はかなりの勾配と高さがあった。
今回のレースではF、L、Cクラスは難所を一部カットするとは聞いていたけど、XC戦なのできっとこの檄坂だけは全クラスとも登らされるのだろうと勝手に決めていた。
今回のレースではF、L、Cクラスは難所を一部カットするとは聞いていたけど、XC戦なのできっとこの檄坂だけは全クラスとも登らされるのだろうと勝手に決めていた。
7時半になって受付と車検を済ませた。
車検を受けた後のマシンはスタート地点にプールされるので、ガソリンと空気圧だけは事前に確認しておいた。
車検を受けた後のマシンはスタート地点にプールされるので、ガソリンと空気圧だけは事前に確認しておいた。
レーススタート!
開会式と短いミーティングが終わり、SA→A→B→FUN・LADYS・Cの順でスタートすることになった。
スタッフの旗が降られて自分たちもスタートした。
いきなりコースミス!
一番手でスタートし、左に下って、右に回って、小高い丘を上って、先に上級者クラスが走ったタイヤの跡を追っかけて左に曲がろうと思ったら、自分の前でスタッフが両手でバッテンマークの合図を出していた???
ん???
どうやら我々のコースはこちらではないみたいだ。
慌てて旋回したら後ろから来たマシンは皆んな真っ直ぐピットの方に向かって進んでいた。
気を取り直してみんなの後を追っかけた。
慌てて旋回したら後ろから来たマシンは皆んな真っ直ぐピットの方に向かって進んでいた。
気を取り直してみんなの後を追っかけた。
我々のコースはピットの横を通って山の方に向かって行く設定になっていたので、事前に調べた檄坂は使われないことが分かった。
このときの自分は登らなくていいんだという安堵感とちょっと残念という複雑な気持ちになっていた。
このときの自分は登らなくていいんだという安堵感とちょっと残念という複雑な気持ちになっていた。
山の作業道に入って大きく左に曲がりながら上に進むと真正面に勾配のある坂が見えた。
勢いを付けて真っ直ぐ登り、途中で右に折れながらさらに上へと登っていく。
その先はまた左に折れてさらに上へ上へと登っていく設定になっていた。
勢いを付けて真っ直ぐ登り、途中で右に折れながらさらに上へと登っていく。
その先はまた左に折れてさらに上へ上へと登っていく設定になっていた。
路面は一部ガレたり凸凹状態。雨の影響で時々リアが滑るような場面もあったけど、WR250Rのパワーと足回りをもってすれば登るのはそれほど大変な感じではなかった。
頂上らしきところに無線車が停まっており、その手前を右に曲がったら今度は下りになった。 右に折れたり左に折れたりしながらしばらく進むと、結構な長さの下り坂がありその先は90度右カーブになっていた。
そこから先はビックリマークがあるヘアピンカーブを曲がってガレた丘を登る設定になっていた。
ここは斜面がきつくギアを間違えると途中で失速してマシンもろともずり落ちるような場所だった。
そのあとピット近くの沢水が流れている所に出た。 入口は結構ヌタヌタで既に数本の轍が出来ており、沢水の流れる中を先へ進むと出口付近もまた泥ヌタ状態の轍が出来ていた。 そこから砂利道に出てまもなく1周目が終わった。
まずいと思って後を追いかけるも自分の実力では追いつけそうもなかった。 まだ2周目だし、小雨が降って路面状況も変わってくるだろうし、体力的なものもあるので焦らずにマイペースで走っていたら、ヌタ轍のある沢水のところで自分を抜いたWR250Fが填っていた。 これ幸いと思ってその横を抜けて再びトップを走っていたら、その後にまたこのマシンに抜かれてしまった。
4周目のヘマ!
4周目のヌタ轍の沢水のところで今度は自分がヘマをしてしまった。 前を走るSAクラスのマシンが、ヌタの轍を避けて右上端の斜めになった土手のラインから轍の切れた先の方に上手く進んでいたので、自分も真似したらバランスを崩してマシンを左に倒してしまった。
WR250Rは両タイヤを上にして120度の角度で横たわっている。 起こすのは大変そうだけどよく見たらマシンの真下には轍があった。 この轍に前後のタイヤを落とせば起こすのが簡単そうだ! そう思ってマシンを引きずり前後のタイヤを轍の所まで持って行き一気に起こした。 セルでエンジンを掛け、マシンに跨って先へ進もうとアクセルを捻ったら・・・何故かマシンが前に進まない。
・・・リアが完全に空回りしていた・・・w(☆o◎)wガーン
よく見たら轍はメッチャ深かった。どうやら誰かが填って掘り返したような感じだった。 WR250Rの腹が支えて前に押しても後ろに引いても動かない。 左右に揺さぶって轍を広くして・・・と、夕張の時のように何回かやってみたけど上手くいかなかった。
そのうち後ろから大きな声が聞こえた。 某モ○バレの社長の声だった。
”もっと左右に揺すれ! 揺すらんとダメだ!。 揺すれ・・・! ”と、船で艪を漕ぐような身振で教えてくれた。
その声を聞いて自分は再びマシンのリア部分を思いっきり左右に揺すりはじめた。 ホイールが曲がるんじゃないかと思うほど思いっきり揺すった。 しばらくやっているうちにリアホイールと轍の間に隙間が出来はじめてきた。
マシンに跨りこれでどうだと一気にアクセルを回したら前に進みそうになったので、すかさず腕に力を入れてハンドルを前に押し出した。
・・・でた! ようやく脱出できた ・・・
ここで何分費やしたのかは良く覚えてないし何台に抜かれたかはどうでも良くなっていた。そう考えるとその後はマイペースで走ることに専念できた。
ピットの近くではtm250Fさんやチュバ先生、あゆさん達に声をかけて貰った。 どんなに疲れて苦しい時でもこうした応援の声は自分にとって何よりのエネルギーになる。とても嬉しかった。
レースを終えて!
今日も何とか怪我無くレースを終えることが出来た。 周回数も19周でFUNクラストップの20周には負けたけど、自分にとってはまずまずの成績だった。
今回走ったコースはBクラスと違って檄坂やツルツルの沢下りなど難所が無かったのでとても走りやすかった。 でも走り終えた時にはこのクラスのシチュエーションだと物足りなくなってきている自分にハッキリ気がついた。
先月の10日にこの元気村で行われたヒーローチャレンジEDは、走りやすいように設定されていたといいながらも、やはり上級者と同じコースを走っていた。
さらに17日に開催された夕張大会はCクラスの設定がなかったのでやむなくBクラスで参戦し、ここでも全クラス(SA・A・B)とも同じコースを走っていた。
クラスは違っていても結果的に自分は3回とも上級者クラスと同じコースを回らせてもらっていたことに今更ながらに気がついた。
今回の倶知安大会では、各クラス別に特別に設定されたコースの難易度からして流石にSAやAクラスと同じコースを回れるとは思えない。
前回の夕張大会からAクラス入りしたyoshiさんも頑張っていた!
でもBクラスに設定されていたあの檄坂やクネクネした上り下りの激しいコース設定は、クリアできるかどうかは別として、自分にとってはとても魅力的だったし、そのうち何とかチャレンジしてみたいという気持ちにさせられた。
今回のXC第3戦倶知安大会は自分にこういうことを気付かせるキッカケを作ってくれたレースだったような気がする(^_^;)
重くて足つきの悪いWR250Rも最近は自分に少しずつ慣れてきたような感じがするし、これでどこまで頑張れるか試してみたくなってきた。
だから今回のレースを機に自分の志をほんの少しだけ高くすることにした。
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