「はじまり」…アラカン越えの電工日記その１（2023年1月25日）

最近になって体のあちこちから“このままで良いのか？”というシグナルが送られてくるようになってきた。

趣味のオフロードバイクの連中はみな若い人たちばかりなので、つい自分の歳のことなど忘れてしまっていた。

第二の職場として働いている今の仕事はまだ３年働けるけど、あと３年も続けるのはしんどい。しかもそのあとだと何をやるにも遅すぎるような気がしてきた。

こんな感じで、今後どうすべきかと昨年の暮れ辺りから自問自答していた。

で、自分なりに考えたのは、後々後悔しないように、“今しかできないことを今やっておこう”という方針だった。

じゃぁ“今しかできないこと！”って何だろう？

そこは電機屋を経営しているバイク仲間のデブデブからヒントの言葉をもらった。

“２かさん、電気工事士の資格取ればいいしょ！”

という言葉だった。

相手にしてみれば冗談で言ったかもしれないが、自分には“ピピッ！”と来た。
これまで何十年も自分の中でモヤモヤしていたものが、この言葉によって「覚醒」してしまった感じだ！！

電気は嫌いじゃない。パソコンや無線などどちらかというと数ボルト、数アンペアの世界だけど、低圧や高圧などの勉強を通して電気の世界を究めていくのも悪くはないと感じた。

本格的な電気の勉強なんて公務員と民間企業で４０年以上も事務しかやったことがない自分には考えてもみなかったことだ。

今後仕事を辞めることや、年金で生活していくこと、頭や体がだんだん衰え始めてきていることなど、今の自分の置かれている環境を考えたら、“やるなら今しかない、やるならこれしかない”というところに行き着いた。

そのために犠牲にしなかればならないことはあるけど仕方がない。
やるなら中途半端にはやりたくないのでバイクと写真は当分休止することに決めた。

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