6日目の作業は「フロントブレーキスイッチの取付編」だ!!
レーサータイプを公道仕様化するに当たって、フロントブレーキスイッチの取り付けを考えた場合は、機械式SWと油圧式SWの二種類の取り付け方法が考えられる。
どちらを選ぶかは作業する本人次第だ。
自分は迷わず油圧式を選んでみた。
工具以外で事前に必要なものを並べて写真に写してみたが、結果的にはDOT4のフルード(オイル)と注射器(フルードの吸引用)しか使わなかった。
まず、フロントブレーキマスターのフタを外して、中のフルードを注射器で吸引する。これはバンジョーボルトを交換するときに流れ出るフルードを最小限にするためだけなので、ボルトを外すときに空き缶などでフルードを回収するのであれば、別にやらなくてもよい作業だ。
純正のバンジョーボルトをメガネレンチで外す。
あらかじめフルードを注射器で抜いていたので、流れ出たフルードは少量だった。
ここでボルトを並べてみたが、DRCのブレーキスイッチについているバンジョーボルトは純正より当然長かった。アルミの新品ワッシャーもついているので安心だ!!
こんな感じでスイッチを挟んでつけて元に戻す。
至って簡単な作業だ。
スイッチ部分が邪魔にならないようにハンドルと平行に取り付けて、ボルトを締め付けた。
配線の処理が気になるが、とりあえずやることが残っているので最後に回す!!
今回の作業の中で一番大事な作業がエア抜きだ!!
まずはマスターシリンダーに適量のフルードを入れ、ひたすらフロントブレーキレバーをニギ・ニギ(握る・離すの繰り返し)して、ホース内に紛れ込んだエアを抜く。
しばらくするとマスター内のフルードの中からプク・プク・プクと気泡が出てくる。
単純だけど気泡が出なくなるまで根気強くやる必要がある。
自分の過去の経験では、大体のエア抜きはこの方法で完治する。
エアが完全に抜けたかどうかは、ブレーキレバーを握ってマシンを前に押してみたらすぐわかる。レバーをがっちり握ってもフロントタイヤが回ってマシンが動き出すようであればエアが抜けていないことになる。
エア抜きが終わったらマスターのフタを元に戻す。
あとはスイッチの配線処理だ!!
コケた時にリード線が木の枝などに引っかかって切れないように、なるべくハンドルや他のコード類に密着するようにタイラップで結束する。
今回はここでお終いです。次回はライト周りにしようかと、1年前のことを思い出しながら思案中(#^.^#)
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